

瞑想とマインドフルネスって、なんか似ているよね?
このように思ったことはありませんか?
特に瞑想とマインドフルネスは関連語としてよくメディアに使われるので、混乱しがちですよね。
私が育ったバンクーバーでは、健康意識の高い人が多いのです。


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ダウンタウンでは、ヨガウェアで町を歩いたり、ヨガマットを自転車においてスタジオに通う若者の姿はよく見かけます。
オーガンニックフードの店でも、時々マインドフルネスのワークショップを開いたり、ヨガ関係のイベントを開催するのです。
こんな環境で育てられたけれど、本格的に瞑想をはじめる前には、マインドフルネスと瞑想の違いはわかりませんでした。
この記事は、瞑想を毎日行っている私が今まで学んだ知識をシェアし、瞑想とマインドフルネスの違いについて、またそれぞれの練習方法についてまとめています。
瞑想とマインドフルネスの4つの違い
瞑想とマインドフルネスの違い①:瞑想は練習、マインドフルネスは状態


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西洋でもっとも有名なマインドフルネス作家ジョン(John Kabat-Zinn)によると、マインドフルネスは「今という瞬間を判断せずにただ意識する状態である」と示しています。
そして、瞑想を研究している心理学者(Walsh&Shapiro)によると、「瞑想はテクニックを使って意識をトレーニングする練習であり、純粋な意識と冷静な感情を保つための練習である」と示しています。
この定義によると、
また、瞑想をすることでマインドフル意識にたどり着くことができるし、落ち着いて現状を判断しない状態をキープするようになりますね。







実は、マインドフルネス意識を身に着けるためにトレーニングするテクニックもあります。
これからそれぞれの練習方法について解説するので、このまま読み続けてくださいね。
瞑想とマインドフルネスの違い②:瞑想はフォーマルな練習、マインドフルネスは生活の中で練習できる


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瞑想は時間を取って集中する練習です。
そのため、継続して瞑想する人は練習の時間を確保し、朝や夜のルーチンを作っています。







現代人は「これもやらなければ、あれもやらなければ」と考えますが、
「瞑想は何もしない」で自分の意識を観察する練習です。
ですから、瞑想をはじめてストレスが減ったとか、頭がすっきりしていると実感している人はかなり多いのです。




一方、マインドフルネスは「時間を取る」手間はありません。
よくあるのは歩くときに地面と足の感覚に気づいたり、ご飯を食べるときにゆっくり食べ物の味を味わったりするようなものですよね。
マインドフルネスは「何もしない」ではありません。
マインドフルネスはゆっくり時間が過ぎる感覚を体験する意識です。マインドフルネスを練習することで普段気づいていない思い込みに気づいたり、バタバタする心を癒すことができます。







瞑想とマインドフルネスの違い③:瞑想の中にマインドフルネス意識がある


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マインドフルネスは瞑想の一部です。
つまり、瞑想の練習で得られるものは他にもあるわけです。
その中に集中力は重要な要素です。
ほとんどの瞑想テクニックは最初、フォーカスポイントからはじまり、次第に意識が消えるのを体験します。
つまり、「感覚を超えて無を味わう」のは瞑想なのです。
最初は「いろいろな考え」が出てくるけれど、一つのポイントに意識することで、次第にすべての感覚が消えていきます。
それに対して、マインドフルネスは一つ一つの考えをゆっくり味わうことができ、今をじっくり味わう体験ですね。







でも、なぜか途中で何もかも消えて「あれ?今どこだっけ」と時間になったり意識が自答的に戻ってきます。
瞑想とマインドフルネスの違い④:マインドフルネスは現代医学の治療の一部になることがある


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これは実に興味深いところですが、現代医学はマインドフルネスを取り入れているのです!
マインドフルネスは精神的な病気(メンタル病気)と深い関係があります。
マインドフルネスは「自己許容」や「自尊心」にポジティブな関係があると言われています。
そのため、マインドフルネスな生き方を、患者さんが回復する目標にしている医者さんはすくなくありません。




弁証法的行動療法(DBT:Dialectical Behavior Therapy)は、マインドフルネスを取り入れた治療法の一つです。
弁証法的行動療法の目的は患者さんがマインドフルネス意識を身に着けるため、テクニックを使って「知性(a wise mind)」を育つためにあります。







▼ビビアンの瞑想と引き寄せの実験談はこちら
瞑想とマインドフルネスの違いは理解していただいたと思いますが、これからは簡単に瞑想とマインドフルネスを定義し、それぞれの練習ポイントを紹介していきます。
瞑想とは
アメリカの有名なスピリチャルリーダー兼医学博士ディーパック・チョプラ(Deepak Chopra)がご自身のブログの中で瞑想を以下のように解説しています。
瞑想は冷静さ、集中力、意識の質、そして感情をバランスするための練習です。よくあるのは座って行うスタイルです。
呼吸を整えて、あなたが選んだ感覚に集中することで、内なる意識を深めていきます。
時間は一分でもいいし、一時間でも構いません。
瞑想の主な練習スタイル
瞑想は様々なテクニックと方法があるけれど、よく見かけるのは以下の5つです。
- 呼吸を整える瞑想
- マントラ瞑想
- イメージする(Visualization)瞑想
- 誘導瞑想
- 感謝と愛の瞑想
それぞれの練習は「集中する感覚」があり、そのまま無の意識に入ることが目的です。
▼瞑想の効果について動画を作ったので詳しく知りたい方はこちらを見てください。
マインドフルネスとは
瞑想とマインドフルネスの違いを読んでいただいたら、マインドフルネスについてかなり理解が深めてきたと思います。
ここでは、マインドフルネスの特徴をいくつかまとめていきます。
- マインドフルネスはいつでもどこでも誰とでも練習できる意識のこと。
- 今現在の出来事を判断せずにゆっくり体験することで効果がある
- 感情に左右されないで体験したい感情を選ぶことができる
- マインドフルネスは瞑想の一つの要素である
マインドフルネス意識について深く知りたいからはこちら
五感のマインドフルネス練習


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マインドフルネスは瞑想のように時間を取って場所を整える手間は一切ないので、日常生活の中では簡単に取り入れることができます。
五感の意識を一つ一つ練習するのはおすすめです。
例えば歯磨きの時:
- 舌から感じる歯磨き粉の味に集中する
- 鼻を通る歯磨き粉の香り
- 口の中でひんやりした感覚
- 歯の間を移動する歯ブラシの触感
などなど一つ一つの動きから伝わってくる体験を味わったり、
周りの環境を観察することができます。
「すべての体験には意味がある」
これを積極的に探求するのはマインドフルネスですね。
まとめ
瞑想とマインドフルネスは違いがありながら似ているところも多いのです。
どちらがいいかというより、両方取り入れたほうが「平和の感覚が」長持ちしますね。
ぜひこの記事を読んで一日5分でもいいのでスタートしてみてください。
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