最近はよくこのようなコメントを見かけます。
瞑想はマインドトレーニングとして多くの方に積極的に取り入れられています。







それでオンラインでも瞑想の勉強会や誘導瞑想の動画がいっぱいで、どれを選ぶ、瞑想の初心者が迷ってしまいます。
正直、瞑想はヨガのようにインストラクターを見つけやすいものではありませんし、誘導瞑想から座禅、マントラ瞑想やイメージする瞑想等々、種類も多いのです。
どうりに迷いますよね。




私は本格派の超越瞑想を練習するようになってから少しずつ瞑想について理解を深めてきました。実際に効果を体験したので、瞑想に関する科学的な根拠を集めたり、YouTubeチャンネルの瞑想動画に応用するようになったのです。
この記事では、瞑想の初心者によくある「じっとしていられない」ことと「今のやり方は合っているか」について解説していき、初心者でも安心してスタートできるためのプロセスを解説します。
瞑想をはじめたけれど、じっとしていられない
はじめて瞑想に挑戦したきっかけは座禅でした。その時はカナダ政府の仕事ではじめて来日したことでもあり、日本の禅文化を体験したいと考えていました。
当時住んでいたところにお寺があり、夏には座禅会が開かれました。
とても綺麗なお寺だったし座禅をしてみたいと思い参加しました。


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しかし、クーラーのない真夏の8月に蓮華座で5分を座っていたら、汗が流れてきて、「気にしないで」という教えを守るために必死でした。
「なんか、ながいなあ」💦
初心者コースだったので30分だけでしたが、30分は1時間のように感じていました。
座禅をしながら心の中でつぶやきました。
「もう来週はこない!この後、アイスを食べよう(;´Д`)」
それがはじめての座禅で、「じっと座ること」に対して嫌な思い出を作ってしまった出来事です。
当時の私は社会人になったばかりで、スピリチェアルなことは全くわからなかったし、バリバリ働いてエリートになる夢を見ていました。
まさかある日、その夢が180度変わるなんて思っていませんでした。
日本を去った後、バンクーバーに戻り、起業家コミュ二ティに触れました。
すぐ、そのエネルギッシュなコミュニティを好きになりました。
「大きな会社を持って、家族で敬遠できたらいいなあ」と思い、積極的に起業家のイベントに参加しました。


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そこで「たくさん行動するぞ!朝六時起きるぞ!」といったようなモチベーション系のメッセージを受け、「がむしゃらに頑張れば夢は実現する」と信じていました。
だんだんイライラしやすくなり、
男性のようにステータスにこだわるようになりました。
動くことにエネルギーを感じて、気分が上がり、うまくいきそうな気がしました。
しかし、そんな時、体はストレスで痛みを出るようになったのです。
座っても痛いし、寝ても痛い。
病院に何度も行って薬をもらったけれど、あまり効果はありませんでした。
その時からモチベーション系の教えは守れなくなり、
何もかも崩してしまったように感じました。
「痛みがなくなったらスケジュール通りにできたのに」
体よりタスクが行えないことに失望を感じていました。
ちょうどその時、超越瞑想を30年間行っていた友人が超越瞑想を勧めてくれました。
でも、スピリチェアルなものに抵抗があり、座禅の記憶も強かったため、断りました。
なぜか、その友人はなぜか諦めませんでした。







半信半疑にバンクーバーの超越瞑想センターに行き、レクチャーを受けることにしました。
「なんか、ここの人はみんな禅すぎる!( ;∀;)」
起業家とは全く違う穏やかなエネルギーを放つ超越瞑想の先生たちを見て、違和感を感じました。
そこで友人は「このセンターの投資者も超越瞑想の先生ですよ。紹介しますか?」と聞いてきたのです。
「へえ?こんな感じでも成功しているの?!」
その時はじめて瞑想している人でも事業に成功できるのだとわかりました。







少しずつ瞑想に対する考え方が変わり、自分もスタートしたいと決めたのです。


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はじめての超越瞑想セッションはとても静かな部屋で行われました。
その部屋の中にいるだけで落ち着いたし、先生の焦らない穏やかな声につられていつの間にか20分が経っていました。
「こんな感じで朝と夜一回ずつやってくださいね」
と最後に丁寧に教えてくれました。
それから家での練習を始めたのです。
家での練習はセンターのようにうまくいきませんでした。
最初からじっと座れない時もあれば、途中でやることを思い出すパターンが多かったです。
そして部屋の中の音や光が気になって仕方はありませんでした。
一体何が違うだろう?(。´・ω・)?
そこで考えたら、気づいたのです。
- センターの部屋はワンルームのような小さな部屋で窓はありませんでした。
- 電気は完全に消していました。
- 先生が一緒に瞑想をするようにそばにいてくれました。
これらのポイントに気づいてから私は電気を消すことと邪魔になる音を消す工夫をしました。
センターほど落ち着かないけれど、20分の瞑想は苦痛なく最後まで続きました。
じっと座れない理由は主に3つあります。
- 環境は整えているのか
- 体の痛みや感覚
- 思考につられる
これからは2点目と3点目について話します。
体の痛みや感覚
座ると足が痛いとか、お尻が硬いなんて感じたことはありませんか?
体の痛みやどこかの感覚が気になると、じっと座れないのは当たり前です。
ここで大事なのは、「抵抗しない」ことです。
つまり、あなたが気持ちいいと感じる姿勢に変えることです。
実は、ヨガのポーズは瞑想をするために行うものです。
ヨガの目的は「サマーディ(禅定)」に入ることです。







そのため、今まで瞑想を目的に練習してきたヨギは、体のエネルギーをバランスしてから瞑想をします。
もし体はあまりにも硬いのであれば、蓮華座ではなく、
椅子に座ってもいいし、瞑想する前にヨガポーズをしたりストレッチを入れてみてください。
思考につられる
これは多分瞑想がつらいと感じる初心者の一番の悩みですね。
無視してもなぜか気になってしまいますよね。
実はいきなり瞑想で考えないようにするより、
瞑想をはじめる前に思考を止めるエクササイズを行ってもいいのです。
例えば気になることを日記に書き込んだり、
いいアイデアをボイスメモに残したりすると、瞑想中ではずっと考えなくても済みます。
実は、数年間瞑想を行ってもじっとしていられない時はあります💦
その時は瞑想を一旦やめて思いついた「アイデア」をノートに書いてから戻るようにしています。
瞑想する前の準備を整えれば、「じっとしていられない」状態が減り、瞑想も深めていけます。
この方法については「波動を高める」の講座の中で公開していますので、クリックして見てくださいね。
>>現実が変わっていない時でも幸せを保つマインドフルネス・テクニック
瞑想効果:マインドを静める【科学的根拠】
瞑想はマインドを静めるための効果的なテクニックです。
このテクニックはヨガと同じように5千年以上の歴史があります。
マインドを静めると集中力が上がったり、ストレスが下がるなどの効果は考えられますが、一体科学ではどのような証拠がありますか?
一緒に見ていきましょう。
2011年、世界保健機関(WHO)は、ヨーロッパにおける健康負荷を調査し、数値化しました。
その結果、西ヨーロッパの住民3億4千万人(アメリカの人口とほぼ同じ)が、騒音によって毎年100万年の健康寿命を失っていると結論づけました。
また、心臓病による死亡者3,000人の根本的な原因は、過度の騒音によるものだとも述べています。
騒音が、たとえ聴覚に損傷を与えないレベルであっても、ストレスを引き起こし、人間に有害であることを示すとこの研究ではわかりました。
科学者たちは積極的に静寂の効果を研究しようとしたわけではなく、偶然にその効果を発見したのです。
静寂は、科学者が騒音や音楽の効果を比較するための対照や基準として、科学的研究に初めて登場しました。
2006年、医師のルチアーノ・ベルナルディは、騒音と音楽の生理学的効果を研究し、驚くべき発見をした。
騒音と音楽の間にランダムな静寂を挟んだところ、強力な効果が現れたのです。
2分間の休止は、リラックスできる音楽や、実験開始前の長い沈黙よりも、脳にとってはるかにリラックスできるものだったのだ。この研究で分かったのは、静寂はコントラストによって高められるということでした。











瞑想から休憩:じっとしていられない時の対策
瞑想してじっとしていられない時の対策を簡単にまとめてみます:
- 周りの環境を整える工夫。(電気を消したり、音を消したり)
- 体の違和感を減らす工夫。(ヨガをしてから瞑想をしたり、簡単なストレッチをする)
- 考えないための工夫。(アイデアをメモに書き出したり、瞑想できない時はいったん休憩する)
忙しい時はどうしても考えてしまうので、その時は昼寝を取ってくださいね。
瞑想を独学ではじめたけれど、合っているかなあ
独学で瞑想をはじめるならどうしても不安に思いがちですね。
数年間超越瞑想をしても、時々先生にチェックしてもらうこともあります。
私は独学で瞑想することはおすすめしません。
なぜかというと、瞑想はテクニックなので、正確にテクニックを行うと結果ができます。
けれど、本格的に始める前に先生に教えていただかなくても大丈夫です!(*’ω’*)
本格的に瞑想をはじめる前には「誘導瞑想」を試してみてください。
誘導瞑想は瞑想の一種類で、声を聞きながら呼吸を整えたりイメージをしたりするような瞑想法です。
深い瞑想状態になるより、マインドコントロールに慣れるためには効果的です。
私のチャンネルでは呼吸法を大切にしている誘導瞑想動画を出しています。
下の動画を確認してくださいね。
【誘導瞑想から】独学ではじめる5つのステップ
ステップ1:YouTubeから誘導瞑想を視聴して心を静める体験をしてください。(瞑想アプリもいいです!)
誘導瞑想と言っても様々なものがあるので、自分に合うのを探してみてくださいね。




ステップ2:継続的に2週間から1ヶ月ほど、週4-5回誘導瞑想を実践して見てください。


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ステップ3:瞑想について学びつつ、自分に合う種類と出会うように意識してください。


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▼瞑想の種類や初心者がよく間違えるところをこちらの記事にまとめています。
ステップ4:本格的に学びたいと思ったら、タイミングのいい時に先生に出会えます。


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ステップ5:学んだテクニックを実践します。
私が行っている超越瞑想は本格派の瞑想(マントラ瞑想)で、テクニックの習得には数万円かかりました。
普段の瞑想より高いかもしれないが、しっかり教える仕組みとずっとサポートを得られるコミュニティがあるので、継続しやすいです。







まとめ
この記事は初心者の瞑想ではよく感じる「じっとしていられない」ことと「私に合っているかどうか」について解説しました。
じっとしていられるために「環境」「体」そして「思考」レベルで整えるポイントを解説しました。
独学でも自分に合った正しいテクニックを行うために誘導瞑想を練習するポイントも紹介しました。
ぜひこの記事のポイントを実践してみて、瞑想で人生を変えてください!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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